機材の話 『アンデス25F』
裸のヤコブ読者の方なら私がReggae好きなことは百も承知で、中でもナイヤビンギと呼ばれるラスタマンの太鼓ミュージックに深い愛情を持っているのもご存知でしょう。(ジャマイカまでビンギドラムを勉強しに行く位ですか。「ビンギマンと呼ばれた男」参照してください。) そのナイヤビンギの中で時々、笛の音が「ピ~ピャララ~」と聞えてくる曲があるのです。太鼓の音に笛の音・・・ああ、なんて最高に持っていかれる組み合わせなのでしょう。
そこで私は考えました。「自分のレコーディングしているそれらしい曲に笛の音が加わったら…」。考えただけでもワクワクしてきます。が、残念ながら私の手元に笛どころかリコーダーすらありません。
「フルートなんか吹けないしなぁ…なんか使えそうなものねぇかなぁ」
と思っていた矢先、楽器屋さんで素敵な楽器のチラシを見つけ、即行で注文。何だか安っぽそうな楽器のわりに大人気ということで、2ヶ月ほど待たされて10月の中頃に我が家にやってきたのがこれ。
スズキ楽器のアンデス25F。→ネーミングもGOOD。コンドルが飛んでいきそうな音色。
なんと鍵盤ハーモニカならぬ「鍵盤リコーダー」! グレイト! まさに望んでいた一品。だって鍵盤をおさえて息を吹き込むと、その音階がリコーダーの音で鳴るんですよ。しかもリコーダーなのに和音が鳴ってしまうのですから。職場に届いたその日、おもわず音を出してしまって注目されたりひんしゅくを買ってしまうほど大興奮してしまいました。
しかし、唯一残念なことがあるのです。それは私が上手に鍵盤を弾けないこと。ピアノのように押さえるだけで音が鳴る鍵盤でさえ、コンピュータをはじめて触った人がキーボードを打つようなそんな状態なのです。そんな人が今録音している曲で『鍵盤』リコーダーを上手に吹きこなせるわけがないじゃないですか。しかも吹く息の強さによってピッチが若干変わってしまう繊細な楽器だというのに。
そこでひらめいたのが、自分で吹けないならイメージだけ録音して、吹ける人に差し替えてもらえば良いじゃないかと。
っちゅうことで、前のバンドのメンバーにレコーディングで吹いてもらうことになりました。一安心です。そのお願いをしている時に聞いたのですが、私のまわりでアンデスを購入した人が片手でぎりぎり足りるくらいいるようで、この商品の人気振りをうかがわせてくれたのでした。
いつか音源が形になったら、その中からアンデスの音色が聞こえてくるかもしれません。お楽しみに。
ONE LOVE